2026年4月14日、繁華街連絡協議会にて、路上飲酒対策プロジェクトの報告とあわせて、Tourism Labの取り組みを紹介しました。
繁華街連絡協議会は、渋谷区をはじめ港区・新宿区・豊島区の商店街等の地域団体や関係者が参加し、繁華街における安全・安心や来街者対応について、情報共有や意見交換を行う会議体です。

来街者増加に伴う都市課題
Tourism Labの取り組みとして、観光と都市課題の関係について説明しました。
近年、渋谷では、来街者の増加と多様化に伴い、清掃や安全、マナーといった課題が顕在化しています。一方で、再開発の進展や国際的な需要の高まりにより、都市としてのポテンシャルも拡大しています。
こうした状況を踏まえ、観光施策と都市運営を切り離すのではなく、一体的に設計する必要性を共有しました。
都市価値の向上につなげる「循環モデル」
Tourism Labでは、観光を起点として都市課題の解決と価値向上を両立する「都市経営循環モデル」の構築を目指しています。

具体的には、
- 観光によって生まれる収益(宿泊税等)を財源として確保
- 清掃・安全対策など都市環境の向上に再投資
- 都市価値の向上を通じた更なる投資・来街者の増加
という循環を生み出す考え方です。
このモデルにより、都市課題への対応をコストではなく「価値創出の機会」として捉え直すことを目指しています。
宿泊税をはじめとした制度検討
この循環を支える仕組みの一つとして、宿泊税をはじめとした制度の検討状況についても紹介しました。
Tourism Labでは、国内外の事例調査や自治体ヒアリングを行いながら、引き続き関係機関との協議・情報共有を行っていきます。
参加者の反応
テクノロジーを活用した路上飲酒対策や、観光と都市運営を統合的に捉えるアプローチに対し、参加者から高い関心が寄せられました。
特に、宿泊税の検討を含め、観光を起点とした財源確保と再投資の仕組みづくりについては、その必要性についても一定の理解が得られました。
今後に向けて
Tourism Labでは今後も、実証プロジェクトや制度検討を通じて得られた知見をもとに、多様な関係者と連携しながら、渋谷における持続可能な都市運営の実現に向けた取り組みを進めていきます。